学生以来、面接なんてしていないよ…
履歴書作成と同じくらい悩むのが面接対策。
学生の時は面接の相談をしたり、練習したりする相手がいましたよね。
一方で社会人になれば、自分で面接対策をしなくてはいけません。
そこで、ここだけは押さえてほしい面接対策のポイントをまとめました。
理想の職場に採用してもらうのに、役立つ内容になっているのでぜひチェックしてください。
面接ではじめに押さえておくべきポイント
面接官の質問に答えられても、不採用になる人がいます。
一方で、質問に答えられなくても内定をもらえる人がいます。
両者の違いは、下記の内容を実践できているか。
面接練習前に押さえておくべポイントを把握しておきましょう。
①笑顔
面接の最重要項目が笑顔。
笑顔の全くない人は不採用になる可能性が高くなります。
笑顔はコミュニケーション能力の1つと言える
素敵な笑顔を作れなくても、
のは最低限クリアするようにしましょう。
無表情なのは絶対NG。
実践練習で自分の表情を確認することから初めてください。
やらないと損する面接実践練習で詳しく解説するので、最低1回以上は自分の表情をチェックしましょう。
②自分の言葉を使う
面接官の質問に対する返答が、棒読みになると印象をかなり落とします。
棒読みになるのは、ネットや本で調べたことを丸暗記するため。
質問対策をする時はネットなどを参考にしつつ、自分の言葉を交えて内容を考えましょう。
丸写しを避けて、正しく練習をしたら棒読みは誰でも避けられるよ
やらないと損する面接実践練習
面接対策をする上で、欠かせないのが実践練習。
本番どおりに練習をすれば、多くの改善点に気付けるのはもちろん、緊張もしなくなります。
全くやらないのと1回以上やるのとでは、結果に大きな差が生まれます。
実践練習をする時は、
- 面接官の目を見る
- はっきりと聞こえる声
- 短く端的に話す
を意識してください。
短く話すのとやる気がないと思われない?
長々と話すと話にまとまりがなくなり、面接官への印象が悪くなります。
面接官に「もっと聞きたいな」と思わせて、質問させるイメージで短く話しましょう。
面接の流れ別で対策の通り、本番をイメージして体を動かして、かつ声も出していきましょう。
僕は嫁さんに面接官役をやってもらって何度か練習したよ
練習相手が身近にいなければ、看護師転職サイトの担当者に相談するのがおすすめ。
看護師転職サイト未使用の場合は、スマホで録画をして自分の声や動作を確認しましょう。
面接の流れ別で対策
面接の流れは下記になります。
実践練習をする時は、面接の流れに沿って行うようにしましょう。
ここではそれぞれのポイントを解説します。
①入室と挨拶
入室から挨拶の順番は、
- ノックをして面接官から「どうぞ」と言われたら入室する
- 面接官の目を見て名前を名乗って挨拶する
- 面接官から「どうぞ」と言われたら椅子に座る
面接官の目をみて「〇〇です。よろしくお願いします」というのが大切になります。
目を合わせずに言うと印象を落とすから注意してね
②志望動機を話す
イスに座ると、
はじめに、志望動機を教えてもらったもよろしいですか?
と言われます。
履歴書に書いた志望動機を一字一句間違えずに言う必要はありません。
書いた内容と大きくズレがなければOK。
面接官に聞こえる声でスムーズに言えるように練習しましょう。
③質問
志望動機を伝えたら、面接官から質問をされます。
面接の質問対策をしておけば、本番で焦ることは少なくなります。
一方で想定外の質問が来るケースも。
その場合は、
- 申し訳ありませんが、知識不足でわかりません。
- 少し考えさせてもらっていいですか?
どちらかで返答しましょう。
誤魔化して答えるよりも好感度は上がります。
僕の場合は、
- 前職場の外来受診患者数は知っているか?
- 前職場の手当内容の詳細を教えてください
- 前職場は当番病院だったか?だとしたら月に何回やっていたか?
など想定外の質問が来ました。
すみませんがしっかりと把握できていません。
と素直に返答して内定はもらえました。
④逆質問
ワークライフバランス重視の意識低い系の僕。
そんな僕が悩まされたのが逆質問。
最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
4度の転職の中で3回は聞かれたね
特にありませんと返答すると、面接官に「うちの病院に興味がないのかな?」と思われるため事前対策しておきましょう。
僕が考えた逆質問は、
- 患者さん達はどんな疾患を持っている人が多いですか?
- 男性看護師はどれくらいますか?
- ほぼ残業なしと聞いていますが、業務で何か工夫はされているのでしょうか?
- 不穏症状が強くて行動制限をするような患者さんはいますか?
などを考えておきました。
面接の質問対策
面接でされる質問は、ある程度決められています。
そのため、事前対策ができます。
質問対策をしておけば必要以上に緊張しなくなるため、あなたの魅力も伝わるようになるでしょう。
①履歴書から質問対策する
質問対策をするのに、いきなりGoogle先生に頼るのはおすすめできません。
始めは自分の履歴書を見て、そこから、
面接官は何を質問するかな…?
と考えて質問対策をしましょう。
はじめからネット検索をしてしまうと、
- 質問対策内容が記憶に残りづらくなる
- 棒読みになりやすい
- 面接官の心情をイメージしづらい
③の説明をすると、履歴書を見て質問を考えたら、面接官の気持ちをイメージできます。
例えば、僕であれば志望動機にワークライフバランスと書きましたが、なぜワークライフバランスを大切にしたいと思っているのか?
ワークライフバランスを大切にしたいと思う理由が、仕事をやりたくないという理由だったら困る…
ワークライフバランスを大切にしたい理由と合わせて、前職の欠勤状況、ストレス発散方法なんかも確認しておくか。
と面接官の胸の内をイメージしやすくなります。
はじめはネットに頼らずに、履歴書を見て「もっと聞きたいな」と思う箇所を探して質問対策をしましょう。
②よくある質問から対策する
履歴書を見て質問対策を考えたら、次はネットで情報収集。
自分では思いつかなかった質問に対する対策を考えていきます。
よくある質問は以下です。
自己紹介
面接官の第一声が「それでは、簡単に自己紹介をお願いします」というケースがあるので必ず対策をしておきましょう。
ポイントは、
です。
面接官が知りたいのは、看護師としての経験や考え方なのでそこをベースに話をしましょう。
僕が市町村保健師から精神科看護師に転職を考えた時は、
自己PRから質問されそう箇所は、答えられるように対策しておきましょう。
自己紹介の質問対策は、自己紹介をしないケースでも聞かれることがあるからやっておいて損はないよ
転職と退職理由
転職と退職理由を答える時は、
- 転職と退職理由に矛盾はないか
- 前職場の悪口を言っていないか
の2点が大切です。
①は例で言えば、総合病院を退職して単科病院へ転職する場合、単科(例えば精神科)の看護に興味があったであれば矛盾はしません。
しかし、退職理由が様々な看護師経験を積みたいというのであれば、
単科病院よりも総合病院の方が色んな経験を積めるのでは…?
と退職理由と志望動機が矛盾していると思われることも。
この場合は、どういう経験を積みたいかを具体化するといいね
②であれば、僕の場合はサービス残業が多かったのが不満点でしたが、
忙しい職場でしたが、人間関係は良くて様々な仕事を経験させてもらえました
と答えるようにしました。
前職の悪口を言う人は、転職後も不満不平を言いやすい人と誤解されるリスクがあるので注意してください。
長所と短所
僕が準備した履歴書に書く欄はありませんでしたが、長所と短所は鉄板の質問になります。
- 長所は看護師にいかせるもの
- 短所は克服する努力をしている
とう2点をポイントに考えましょう。
その前に長所と短所が思いつかないよ…
という人は、家族か友達に聞いちゃうのが一番簡単な方法です。
僕の場合は、長所は真面目で短所は頑固だった
この時に長所と短所を感じた具体的なエピソードを聞いておきましょう。
僕の場合、頑固というのは病院側からすると気になる短所のため「心配性」ということにします。
実際に僕が使ったのは、
自分の長所と短所を感じた具体的なエピソードも1つ用意しておくと、追加質問された時に慌てずにすみます。
今までやってきた仕事(看護)
自己紹介や退職理由とかぶる箇所もありますが、今までの看護経験を細かく聞かれることがあります。
精神科から違う病院の精神科へ転職した時は、
- どんな精神疾患を持った患者がいたか?
- どんな看護をしてきたか?
などは聞かれました。
①については、
統合失調症、うつ病、認知症の患者さんです。個人的感覚になりますが、4:2:4くらいの割合だったと思います。
裏取りをされるわけではないので、おおよそで構わないと思って返答しました。
②については、
内服や注射、隔離患者さんへの対応などです。
と看護業務の内容を答えると、その後に得意な看護はと聞かれるケースがあります。
僕は「不穏な患者さんへの対応」と返答する準備をしていました。
実際の面接で聞かれませんでしたが、得意な看護と言われて即答できる人は少ないため、念のため対策しておきましょう。
採血などの看護技術に自信がなかったら、傾聴と答えて具体的なエピソードを話せる準備をしておくといいよ
目標を答えられる
転職先に対する熱量がある人は、目標を持っているもの。
病院側としては長く働いてもらう人材を採用したいため、看護に対する熱量を見ているケースもあります。
一方で、僕の転職の土台は「ワークライフバランス」。
あまり熱量を込めすぎると後々面倒かな…
と考えました。
そのため、目標はあえて自分から話さず聞かれ時のために対策します。
目標を聞かれた時は、
精神疾患を持つ患者さんに対して個別性のある看護をして、少しでもセルフケア能力をあげられる看護師になりたいです。
と目指す看護師像を話す準備をしました。
具体的なエピソードとしては、
エピソードがあれば、目標に対する熱意の説得力がぐんと高まります。
転職先と関連性の高いエピソードがないかを思い返して、そこからなりたい看護師、やりたい看護を話せるようにしておくと目標を上手く話しやすいです。
当院の理念
今、働いている職場の理念を即答できますか?
僕はできない…
聞かれることは少ないですが、病院の理念は志望動機の時にも使えるので、ネットで確認しましょう。
病院理念を丸暗記する必要はありませんが、共感した部分などは言えるようにしておくと安心。
僕は面接で聞かれませんでしたが、下記のように対策しました。
勤務条件
勤務条件は、
- 配属する科や病棟
- 夜勤は可能か
- 休日は可能か
などを確認されるケースがあります。
②、③は素直に返答しておく方が働いてからトラブルにならないため、ウソはつかないようにしましょう。
看護師転職サイトを使用しておくと、勤務条件は病院側にあらかじめ伝えてもらえるから便利だよ
①は希望を伝えるのはOKですが、あくまでも病院側の指示に従う旨を伝えるのが大切になります
僕は実際に面接で聞かれたので、
精神科急性期病棟を希望しますが、貴院の状況に応じてどの科でも働く覚悟はあります
と返答しました。
他にも面接を受けているか
この質問めっちゃ困るよね…
僕は看護師転職サイトの担当者に相談して対策しました。
ポイントは本音で話しすぎないこと。
事前に他の病院を受けていたとしても、これから面接があるということにすれば追加質問をされにくくなります。
まとめ~面接は事前準備でほぼ決める
面接対策は事前準備でほぼ決まります。
倍率が激しい病院や施設でなければ、面接で悪い印象を与えなければ内定はもらえます。
完璧な事前準備をすると考えとやる気を失うため、できる範囲で構わないので必ず行ってください。
特に本番を想定して練習するのが大切で、最低1回は面接官がいる設定で声を出して練習をしましょう。
面接が上手く行けば、今の職場から脱出してあなたらしく働ける場所へ転職できます。
面接終了後、複数から内定をもらった時どこにしようかと悩むもの。
次回ステップにて、失敗しないための内定承諾について解説します。
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