
看護師を辞めたいくらい人間関係に疲れちゃった…
新人看護師は仕事ができないという悩み以上に、人間関係に疲れたと感じるケースは少なくありません。
人間関係がこじれて、いじめに合うかもしれないと不安を抱える人もいるでしょう。
そこで人間関係に疲れた時にできる対処法や新しい職場でいじめを回避するコツを解説します。
この記事を読むと人間関係の疲れを軽くでき、看護師をしながら自分らしく生活するきっかけをつかめます。
看護師の人間関係が最悪になりやすい理由6つ


看護師の人間関係は良いのか?悪いのか?
人間関係で看護師を辞めたいと思った人の割合を調べて見ると、
引用元:日本労働組合
という結果でした。
看護師の41.6%が職場の人間関係で辞めたいと感じており、退職したい理由第3位になっています。
41.6%という数字は、1位と2位と比較しても大差はありません。
なぜ看護師の人間関係は悪くなりやすいのか?
その理由について解説していきます。
①女性中心の職場
看護師の人間関係で疲れやすい大きな原因は、女性中心の職場だから。
女性の脳は協調性を大切にしたり、失敗に対する不安感を強く抱くようにできています。
さらに人は悪口を言うと脳からドパミンが出るため、無意識的に快感を感じるようにできています。



だから、職場から悪口や陰口をゼロにするのは難しい
仕事ができなかったり、気が使えなかったりする看護師はチームの輪を乱すと思われて、悪口や影口を言われる。
そこから人間関係が悪くなり、看護師同士の関係に疲労困憊しやすくなります。
②人員不足による過酷な労働環境
忙しいという字は「心が亡くなる」と書きますが、看護師は過酷な労働環境が原因で人間関係が最悪になりやすいです。
冒頭で紹介した看護師を辞めたくなった理由には
- ワークライフバランス
- 人手不足
が含まれていました。
患者さんに対して看護師の人数が不足している現状があり、厚生労働省も看護師を増やす施策に取り組んでいます。
一般職で急に1人が1日休みになっても支障は少ないかもしれませんが、看護師の場合は話が別。
1人休むだけで受持ち患者が2〜3名増えたり、入院受けが増えたり。



僕は保健師を経験しているけど、休みに対する理解度は看護師は低いと感じた
有給もとれずに残業ばかり。
過酷な労働環境になりやすい看護師はイライラがたまりやすく、人間関係も悪くなりやすいです。
③責任重大な仕事
失敗が許されない責任重大な仕事をしているのも、人間関係に影響を及ぼしています。
適度なストレスであれば脳は良いパフォーマンスを発揮できますが、ストレスが大きすぎると不安を抱えてイライラしやすくなります。
詰所の中にワークシートを置き忘れただけで、



けんぼうさん!これ。前も置き忘れていたよね?



あ、すいません(誰もナースコールをとらなくて俺ばかり行っていたからなのにな…)
と些細な失敗も許さないという看護師もいます。
責任重大な看護師の仕事は、同僚の失敗を許せない気持ちが強くなったり、不安になりやすくなったりするため人間関係に問題が起きやすいです。
④上下関係が曖昧
看護師は上から、
- 看護部長
- 師長
- 主任
で上限関係が成り立っており、現場レベルで言えば師長がトップです。
一般的な職場であれば上司に上から目線で意見を言うのは考えられません。
一方で看護師は、



ちょっと師長さん。この件だけど有り得ないわ。
とお局看護師が、師長や主任に敬語も使わず文句を言うケースは珍しくありません。
師長や主任よりお局看護師の意見が重要視されるのは看護師の現場ではあるあるなこと。
人間関係に問題が起きた時、上下関係が曖昧だと上司が対処しようとしてもベテラン看護師の反対などに合いやすくなり、職場の環境改善がしづらくなります。
⑤看護師としての正当な評価を受けにくい
一般的な職業であれば、業績や個人の成績が明確にわかり、個人的な評価を受けやすいです。
一方で看護師は、1人の看護師の成果が見えにくく正当な評価を受けにくいです。
例えば新人看護師であれば、患者さんやその家族からお礼を言われるほど丁寧な対応をしても、仕事が遅いと批判されてしまう。
中堅看護師であれば、新人やベテラン看護師の倍以上の仕事をしているのにもらう給料はほぼ変わらない。



一生懸命頑張っても評価されない状態って不満はたまるよね
不満がたまれば、愚痴や悪口も多くなり人間関係も悪化しやすくなります。
⑥看護観の違いで批難されやすい
看護をする上で軸となるのが看護観。
看護師同士で看護技術や知識レベルを高め合って同じ水準に近づけることは可能ですが、看護観を統一するのは難しいです。
例えば、
- 患者さんと関わる時間を増やすのが良い看護
- 患者さんに1人で考える時間を与えるのが良い看護
という2つの看護観があった時、それぞれで行う看護は異なってきます。
どちらが正しいという答えはありませんが、正解はないため衝突が起こった時に妥協しなければ、ドロドロした人間関係に発展することも。



患者さんの関わり方で陰口や悪口を言う看護師は多いよね



新人看護師はそれ聞くと、中堅看護師以上と仕事をする時に緊張するんだよなぁ…
看護師は看護観の違いで批難されやすいため、人間関係で疲れやすいです。
職場の人間関係で疲れた時にできる対処法9選


人間関係の疲れ、いじめを受けたまま職場に行き続けると最悪の場合、うつ病に発展するケースもあります。
職場の人間関係で疲れた時の対処法を解説するので、あなたの心と身体を守りましょう。
①いじめに合っていたら師長に即相談
人間関係に疲れた理由が他の看護師からのいじめであれば、1人だけで解決するのは難しいです。
- 応援要請をしているのに無視される
- 受け持ち患者が多かったり、重要患者を持たされたりことが異常に多い
- ナースシューズや自分のステートを隠される
- 医師や他の看護師がいる前で悪口を聞こえるように言われる
- 看護業務に関わる質問をしてもシカトされる
上記のような陰湿ないじめは、仕事を妨げになってインシデントやアクシデントにつながる可能性があります。
師長に相談すれば、何かしらの対応をしてくれるはずです。
いじめを受けると心にダメージを負って正常な判断ができなくなります。
1人で悩まずに看護師長にすぐに相談してください。
②ストレスチェックをしてうつ病リスクを把握する
人間関係に疲れただけではなく、うつ病になっていれば治療せずに身心の疲労を取るのは難しいです。
引用元:こころの耳
上記のストレスセルフチェックは厚生労働省から出されたものであり、結果は保存できるようになっています。
高いストレス状態の場合は、精神科受診や師長に相談して勤務時間や休みの工夫をしてもらいましょう。
③職場とプライベートにメリハリをつける
人間関係に疲れたと思う瞬間はいつですか?



う~ん…職場かな?



実は職場じゃなくて、1人で過ごしている時がほとんど
明日の勤務が一緒の看護師は誰か…
理不尽なことを言われた…
私にだけ当たりが強くない…?
などなど、1人になった時に職場の人間関係を振り返り、どんどん疲れはたまっていきます。
人間関係で疲れを貯めないようにするにはメリハリをつけるのが大切。
- 仕事の課題や勉強は職場内か図書館などでする
- プライベートで人間関係のストレスを感じた時は早めに対応する
の2点が大切。
②の対処方法として、
いずれかを行いましょう。
それぞれの詳しい解説は、これ以降にいていきます。
④人間関係の不安を頭から出す作業をする


頭だけで考えても悩みは一層深くなります。
人の脳は身を守るために不安に反応しやすく、不安からストーリーを作り出してネガティブな気持ちを強めていく傾向があります。
例えば、
- 中堅看護師の〇〇さんから怒られた。
- 怒られたのは私が嫌われているから?
- 他の人も私を嫌いかもしれない。
- みんなに嫌われたらいじめを受けるかもしれない。
と考えた時に事実と判断できるのは①のみ。



頭だけで悩み続けると不安はどんどん大きくなる
不安を大きくしないのにおすすめなのが、
- 紙に書く
- 人に話す
の2つ。
①はジャーナリングと呼ばれる方法であり、心理学的にも効果は証明されています(参考サイト:STUDY HACKER)。
やり方は簡単で感じたことをノートに書くだけ。
20分間書き続けると大きな効果を感じられますが、自分が心地よく感じる時間を毎日継続して行うのを大切にしましょう。
②は今までの経験を振り返ってもらうと納得できるはず。
特に女性の脳は会話によってストレスを発散できるため、信頼できる家族や友達に話を聞いてもらいましょう。
⑤今からできる運動を始める
運動は身体に良いというのは誰しもが知っていること。



それでも運動のことを言うのは、みんなが思っている以上に運動の効果は絶大なんだ
運動をすると脳からドパミンやセロトニンが分泌されて、気分転換やリラックス効果が得られます。
アメリカのブレスローがうつ状態に関する研究を行ったところ、運動をしない人は定期的に運動をしている人と比べて、抑うつ状態になる人が1.8倍も多いと報告されています(参考サイト:運動によるうつ病・うつ状態の予防)。
看護師の人間関係でストレスを感じた時は、10分間早歩きするだけでも重苦しかった気持ちが軽くなるはずです。



少しの運動でも効果はあるの?
今よりも活動量を少し増やすだけでも効果は出てくるため、エスカレーターの変わりに階段を使ったり、店の駐車場に車を止める時はあえて遠目に駐車するなどから始めてもOKです。
⑥読書に挑戦する


インターネットでも情報収集はできますが、人間関係の疲れを解決したいのであれば読書をおすすめします。
イギリスのサセックス大学がどんな活動がストレス軽減に役立つかついて実験を行ったところ、最も高い数値を示したのが読書(参考サイト:STDY HACKER)。
6分の読書でストレスの軽減度合いが約70%を得られています。



忙しくて読書する時間もないよ



僕はkindleアプリを使って隙間時間に読書をしているよ
ストレスを軽減できるのは、悩みを忘れて読書に没頭できるため。
そのため、自分の好きなジャンルや興味のあるものを選びましょう。
特に読みたい本がなければ、嫌われる勇気という本がおすすめです。
⑦シャワーだけはやめて入浴をする


看護師の人間関係でストレスがかかると自律神経が乱れます。
自律神経は、体温調整や内臓の働きを調整する重要な役割を担っているもの。
自律神経が乱れたら身心を休めるのが難しくなり、ストレスが処理できずに蓄積されていきます。
そして、そのストレスが自律神経を乱すという悪循環を作ります。
この悪循環を断つのに効果的なのが入浴。
入浴することで自律神経が整えられるだけではなく、睡眠の質も向上するため心身の疲れを癒すことができます。
入浴する時のポイントは、
- 温度は40度
- 半身浴ではなく全身浴
- 入浴は10~15分
持病があったり、体調が悪くなったりする場合は上記を厳守する必要はありません。
シャワーだけで済まさず浴槽につかることで、人間関係の疲れを軽くできます。



入浴する時間がもったいない気もするけど…



10~15分の入浴でストレスが軽減されるからコスパはいいよ
⑧職場以外の人間関係を大切にする
看護師の人間関係に疲れてしまうのは、



職場で嫌われてしまう私はダメな人間だ…
と責めてしまうため。
人間は集団を作ることで生き延びてき歴史があり、仲間から嫌われることに強い不安を覚えます。
不安を軽くして人間関係の疲れを少なくするには、職場以外の人とつながりを持つのが大切になります。
意識する人間関係が1つしかなければ、その人間関係で自分の全てが評価されたように感じるもの。
一方で他の人達と安心できる関係を築けたら、職場の人間関係で自分が否定されても自信を失うことが少なくなります。
- 家族
- 友達
- 恋人
との時間を大切にしましょう。



僕は家族との関係を大切にできたらいいって割り切ったら人間関係で疲れにくくなったよ
⑨転職する
- 陰湿ないじめに合っている
- いじめを相談しても上司が対応してくれない
- 激務で心身を休められない
- インシンデントやアクシデントを繰り返して起こしている
上記は人間関係を改善するのが難しいため、転職をおすすめします。
看護師の人間関係に疲れると、



私は看護師に合っていないから他の職業につこうかな…
と考えがち。
一方で看護師の働ける職場は幅広く、急性期から慢性期、健診センター、訪問看護、総合病院から個人病院(単科)など様々です。



自分に合った看護師の職場を見つけると辞めたい気持ちはなくなるよ
総合病院で働いてた筆者は、看護師を辞めたいと思っていましたが精神科単科で働いたら職場の悩みはほぼ無くなりました
詳しくは筆者の体験談で解説します。
看護師の疲れる人間関係を抜け出す職場の選び方


看護師の人間関係で疲れた時、誰しもが



この職場から逃げ出したい…



僕も明日病院がなくなっていないかなって考えた時があったよ
転職すれば、人間関係の悩みを軽くできます。
ただし、転職する時に何よりも大切なのが人間関係の悩みが少ない職場選びをすることです。
- 転職する目的を明確化する
- 転職先を1か所に限定しない
- 有給取得率と残業時間をチェックする
- 男性看護師が多めの職場を選ぶ
- 転職先を自分の目で確認する
- 就職面接時の感じた印象を振り返る
- 看護師転職サイトを利用する
などがポイントになります。
詳しくは下記の記事で解説しているので、転職を検討している方はぜひチェックしてください。


新しい職場で看護師からのいじめを回避するコツ8つ





転職後に新しい職場でいじめられないか不安…
現在の職場でいじめを目の当たりしたり、いじめられたりすると転職後の人間関係にも不安を抱きますよね。
そこで新しい職場でいじめを受けない方法を解説います。
①名前を徹底して覚える
転職を3回した筆者ですが、いずれも共通していたのが名前を覚える重要性。
名前を覚える対象は、一緒に働く看護師、患者さんです。
一緒に働く看護師の名前を覚えると、
- 名前を覚えた相手に喜んでもらえる
- わからないことを聞きやすくなる
- 気を付けるべき看護師が誰かがわかる
③は新しい職場で働くと、



看護師の〇〇さんは今日は不機嫌だから注意しよう
など、同僚が話している内容から要注意な看護師がわるかため、ドロドロした人間関係に巻きこまれにくくなります。
患者さんの名前を覚えると、
- 勤務態度が真面目だと思われる
- ナースコールなどの患者対応がしやすくなる
- 周囲の看護師と話せる話題が増える
- インシデントやアクシデントを予防できる
などの効果が得られます。



僕は通勤中に職員と患者さんの名前を復習していたよ
新しい職場に転職したら何よりも先に名前を覚えるようにしましょう。
②新しい職場のやり方に素直に従う


中堅看護師以上になってから転職すると、新しい職場のやり方に不満を覚える人もいるはず。
しかし、新しい職場では教えてもらった方法に素直に従いましょう。
エビデンス重視で業務をするのが大切とされる看護師ですが、その職場によって環境が違います。
職場の歴史、使用する医療器具や感染性廃棄物の出し方などが異なるのは珍しくないこと。



え!こんなやり方で採血しているんですか!前の病院では…
といった発言をすると新しい職場の看護師は自分達を否定されたと感じます。



僕は「前の病院では〇〇だった
で教えてもらっていいですか?」って聞くようにしたよ
チーム医療が重要とされる看護師。
新しい職場の看護業務のやり方に従わなければ目立つ存在となり、いじめの対象になりやすいです。
③人間関係に慣れるまでは提案を控える
看護業務の改善などの提案は、1人立ちと人間関係を把握してからするのがおすすめです。
目安としては、新しい職場で働いてから6カ月以上たってから。
仕事を覚える前に提案をしても、



(まずは仕事を覚えて欲しんだけど…)
と思われるケースがほとんど。
また、新しい職場の中でも保守的な看護師もいれば進歩的な人もいます。
同じ提案でも物事を変えるのに進歩的な看護師に話せたら、好印象を抱いてもらえます。
新しい職場の人間関係や業務に慣れるまでは提案は控えておく方が、人間関係から孤立しづらくなります。
④率先して看護業務をする
- ナースコールや電話が鳴ったら積極的に取る
- 患者さんの家族対応
- 採血や点滴
など、ベテラン看護師でなくてもできる業務を率先して行えば、あなたを批判する人は少なくなります。
人は頑張っている人間を応援したくなりますし、助けられたと思った相手に対しては好意を抱きます。
あなたに対する好感度があがれば、いじめられなくなります。
⑤ネガティブワードを控える


ネガティブな言葉を使うと自信がない印象を与えて、仕事のできない看護師だと思われます。
仕事のできない看護師と決めつけられたら、いじめのターゲットになりやすいです。
ネガティブワードは避けて前向きな言葉を使うようにしましょう。
例えば、
ネガティブワード | 言い換え |
---|---|
自信がありません | 今は自信がないので一緒に見てもらっていいですか? |
できません | 経験不足でできないので教えてもらっていいですか? |
私には能力がありません | 今後のできるようになるために教えてもらっていいですか? |
私が悪いんです | 同じ失敗をしないためにアドバイスをもらってもいいですか? |
ネガティブワードは消極性が目立ちますが、言い換えでは前進したい気持ちが含まれています。
他にありがちなのが、先輩看護師から助けてもらって「すみません」と謝ってしまうケース。



怖い看護師が相手だと反射的に「すいません」って言ってたかも…



そこで「ありがとう」って言えるとポジティブな印象へ変えられるよ。
ネガティブワードを控えたら仕事のできない看護師というイメージを避けられて、いじめられにくくなります。
⑥ホウレンソウを積極的にする
ホウレンソウ(報告・連携・相談)ができない看護師は、
- 患者に何をするかわからない
- 勝手に失敗してみんなの業務を増やす
- 1人の失敗が職場全体の問題になる
と周囲から思われるため、人間関係から孤立しやすくなります。



他の看護師が忙しそうだったから…
などを理由に話しかけないよりは、新しい職場に入ったばかりは積極的にホウレンソウをした方が悪い印象を抱かれません。
始めに悪い印象を抱かれなければ、いじめられるリスクを下げられます。
⑦自信のない態度は控える
自信の無さそうな態度をするといじめの標的になりやすいです。
なぜなら、意地悪な看護師は攻撃しても反発しない相手をいじめの対象にするため。



でも新しい職場で自信満々な発言をするのも抵抗があるよ…



自信がないのは態度でなく言葉で伝えよう
例えば、点滴をいれる自信がないのであれば、
入れらないかもしれませんがやってみます。点滴が入らなかったら声をかけさせてください。
言葉で伝えるのと同時に良い例の態度を取るようにしましょう。
特に姿勢は大切で胸を張って姿勢を良くするだけで気分は前向きになり、不安な気持ちが少なくなります(参考サイト:lifehacker)。
自信のない態度が無くなれば、いじめの対象になりにくくなります。
⑧感謝の言葉を忘れずに伝える
採血や点滴などが入らない時、他の看護師が変わってしてくれた時は感謝を伝えていますよね?
これと同じくらい大切なのが知らないうちにやってもらっている仕事に「ありがとう」と言うことです。
- 入院や退院準備
- バイタルサインなどの記録入力
- 看護処置の事前準備(点滴、採血など)
- 詰所内の整理整頓
知らぬ間に病棟やあなた、患者さんを思ってしてくれた仕事をした看護師に感謝の言葉を伝えましょう。



休憩室に置いてあるお土産にもお礼を言うと印象は良くなるよ
【筆者の体験談】看護師を辞めたいから上手く働けるようになった話


人間関係で疲れていた筆者が変わったのは、個人病院(精神科単科)に転職してからです。
筆者が新人で働いてのは総合病院。
400床以上の病院でその中でも忙しい循環器センターに勤務していました。
新人の時は怒られない日はないくらいのダメっぷり。
同期入社した仲間が一人立ちをする中、筆者は取り残されていました。



病棟の戦力になれていない…
それだけでなく、特定の中堅看護師に嫌われてしまいます。
きっかけは祖父が筆者の働く病院に入院したこと。
家族が入院した時は病棟看護師に挨拶に行くのが暗黙のルールでしたが、筆者はそれを知らされず。
知らなかったから仕方ないと思っていると、



常識的に考えて挨拶しないのはおかしくない?
中堅看護師から怒られるのを通り越して、呆れられます。
看護師の仕事もまともにできず、気も使えない。
周囲からそんな評価をされていると感じて人間関係に疲れていきます。



ここで働き続けると死んでしまう…
と思うほど、激務と人間関係に悩まされていたので転職を考えます。
その後、保健師に転職しますが紆余曲折あって看護師に戻って個人病院(精神科単科)で働きます。
新しい職場では、
- 業務量が少なくて残業がない
- 有給休暇をほぼ消化できる
- 職場とプライベートの人間関係が切り離されている
という特徴がありました。
激務だった循環器から精神科への転職だったため、看護業務を処理できないということはありませんでした。
そのため、仕事のできない看護師とは見られなくなります。
人間関係も良い意味で淡泊。
筆者は転職した年に結婚式をあげたのですが、職場の看護師を呼ばなくても全く人間関係に影響しませんでした。



同じ看護師でも働く場所が変われば周囲の評価も変わるな
現在も人間関係について疲れたと感じることはほぼありません。
人間関係に疲れて看護師を辞めたいと感じた方は、転職をきっかけに前向きに働ける可能性は十分あります。
まとめ~人間関係に疲れた時こそチャンス


看護師の人間関係は疲れやすく、いじめの不安を感じている方も少なくありません。
人間関係で疲れた時にできる対処法で悩みを少なくしても苦しい日々が続くのであれば、転職を考えましょう。
転職をする時は 疲れる人間関係を抜け出す職場の選び方をチェックしてもらい、いじめの不安があればいじめを回避するコツを参考にしてください。
看護師は様々な条件で働けて、ある程度の給料がもらえるのでナースを完全に辞めるのはもったいないです。
あなたらしく生きるために看護師という仕事を活用してください。
看護師の人間関係に疲れたのをきっかけに、自分にあった働き方や職場を見つけましょう。
この記事を読んで、看護師をしながら今を大切にできる生き方を見つけてくれたら嬉しいです。
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