看護師より保健師の方が楽そうだけど辞めたいと思うのはどうして?
看護師から見て、夜勤がなくて給料も安定している保健師は魅力的に見えるもの。
一方で行政保健師を辞めたいと思う人もいて、けしてイージーな仕事とは言えません。
看護師も保健師も経験している筆者から、保健師を辞めたいと思う理由や向いている人などを解説します。
この記事を読むと、あなたらしく働くためのヒントを得られて笑顔で過ごす時間を増やせます。
行政保健師を辞めたいと思った理由6選
看護師から保健師になった僕が、保健師を辞めたいと思った理由を解説します。
①仕事の終わりが見えない
看護師の場合、業務(バイタル測定、採血、点滴など)が完了すれば仕事を終えられます。
一方で保健師は、場合によってはやり直しを繰り返すことになり、仕事に終わりが見えないと感じるケースがあります。
例えば、健康教育をするとします。
※健康教育…住民さん自らが健康を獲得できるようにする取り組み。代表的なものとして、集団に対して講義形式の話をするなどがある。
健康教育をする段取りとして、
- 働いている市町村の抱える健康問題は何か?例えば、高血圧や糖尿病など
- 健康教育をする対象者は何を求めているか?
- 話をする構成や方法(パワーポイントを使うか、参加者同士でディスカッションしてもらうなど)を考える
- 健康教育で紹介する内容にエビデンスはあるか?
- エビデンスは厚生労働省など信頼できる所を参考にしているか?
- 退屈させない内容になっているか?
- 健康教育後の評価はどのようにするか?
これ以上の段取りをする人もいれば、ここまでやらない保健師もいると思います。
周囲の保健師レベルに合わせてやっていたけど、これが辛かった…
同僚の保健師が高スペックだったり、求められることが多かったりすれば、上司から健康教育内容を改善できないかと言われるのは珍しくありません。
僕はやり直しを繰り返す中で、仕事に終わりが見えないと感じることがありました。
健康教育以外でも同じように感じるケースはあり、常に改善していく姿勢が求められるのは看護師より保健師の方が強いです。
②やりがいを感じにくい
看護師でやりがいを感じる時は、
- 患者さんに感謝の言葉をもらえた時
- 同僚看護師を上手くサポートできた時
- 看護技術が向上したと実感した時
など日々の業務でやりがいを感じられるタイミングは、結構ありますよね。
一方で保健師は看護師と比較してやりがいを感じにくいです
保健師がやりがいを感じにくい理由は、
- 支援する対象者と関わる時間が看護師ほどない
- 採血や点滴のような目に見えてわかる技術を必要としない
- 年単位の変化から保健事業の評価をするため、やりがいを感じるまでの時間がかかる
私は仕事にやりがいを求めてないから
筆者もそのタイプに近かったのですが、
患者さんとの関わりの中で思わず笑ったり、イラッとしたりするのがやりがいに感じていたと気づいたんだ
看護師と比較してやりがいを感じにくいのは、行政保健師を辞めたくなった理由の1つになります。
③やることが多すぎる
保健師って何をやるの…?
看護師仲間からも聞かれることが多い保健師の仕事。
実際に筆者が行政保健師をしていた時の業務は、
- 保健師から見て健康リスク、虐待リスクが高い方への訪問
- 新生児訪問
- 住民から訪問希望があれば対応する
- 健康教育
- 健診、がん検診の実施
- 健診、がん検診の結果説明
- 予防摂取問診
- 乳幼児健診
- 住民さんからの電話対応
- ケース会議のための資料作り
- 今年度の事業計画評価と改善点を出す
- 来年度の事業計画を立てる
- 市町村外への研修参加
細かく上げるとまだ出てくると思います。
看護師も確かに忙しい。
でも、看護師以上に保健師は対象者と関わる以外の仕事が多い。
例えば①の訪問は、対象者との関りだけのように見えて、実はその前段階の方に時間がかかります。
事前にどのような関りをするかを保健師内で話し合いをして、必要に応じて他機関(保健所、児童相談所など)との連携も検討します。
一方で、住民さんからの急な相談にも対応しなくてはいけません。
今日1日で健診の準備を終わらせる予定が、住民さんの相談対応でできないことも…
看護師は1日単位で仕事を終えられますが、保健師はそうはいきません。
自分の抱える業務が突然入った仕事で終わらせられなければ、どこかで埋め合わせをする必要が出てきます。
どんどんやることがたまっていくと保健師を辞めたいと感じるようになったよ
④看護師よりもサービス残業が多い
行政保健師は公務員だから残業がないと思っている人は少なくありません。
筆者は看護師で働いている時の倍以上、保健師で残業をしていました。
残業代が出されるのは、あくまでも決められた事業に参加した時です。
例えば定時出社が8時30分だとして、特定健診が5時から開始であれば、3時間30分の残業代は出されます。
一方で事業計画や健康教育の内容を考えるのを時間外でしたとしても、残業代が出るわけではありません。
残業代は申請しなければ出ないのが大きなポイント
自分の能力しだいで残業時間が減らせると感じたら、残業申請はしにくい。
さらに他の保健師達が残業時間を申請していないとしたら…?
心理的に残業代をもらえないと感じるのが当然ですよね。
どんどんたまっていく保健師の仕事、サービス残業の蓄積。
筆者が行政保健師を辞めたくなったのは、看護師よりも圧倒的に残業が多かったからです。
⑤他部署と他機関との連携に悩まされる
ナースは看護師以外の職種と連携することはあっても、保健師ほど求められません。
保健師が支援する対象者は住民である以上、保健師以外にも関わるべき職種が出てきます。
例えば、経済困窮をしている家族の子供に対して支援をする時、
- 生活保護科との連携
- 国民医療保険未納の場合は医療保険科との連携
- 保育所にいっていれば保育士からも話を聞く
- 児童相談所や保健所から支援方法の助言などをもらう
など、保健師以外の職種との連携が必須になります。
職種が違えば、考え方も異なってきます。
情報を聞いたり、支援を依頼したりする中で保健師の思いが上手く伝わらないことも珍しくありません。
保健師内で話し合った計画通りに事が運ばなかったら…と緊張する時もあったよ
様々な職種と連携が必要となる行政保健師。
連携する時のプレッシャーが保健師を辞めたいと思う理由になりました。
⑥職場外の人間関係にも気を使う
けんぼうさんの自宅だけど…雑草を抜いてもらってもいいですか?
保健師の時は職員住宅に住んでいた筆者。
住宅についていた庭の手入れは全くしていませんでした。
上司が筆者の住む職員住宅前を通った時、雑草が伸びてひどい状態だったからと言われました。
そして、住民さんの目線も多少はあるからと。
看護師では私生活のことを言われませんでしたが、行政保健師は公務員である以上、住民さんの目線をある程度気にしなくてはいけません。
実はその他にも、公務員かつ保健師というポジションから悩まされる人間関係は多く、
- 町内会への加入
- 祭りの運営チームへの参加
- 市役所内の野球部に入るかどうか
- 消防団への自主参加をどうするか
③と④は回避できましたが、①と②は避けられず。
行政保健師だからこそ、色んな人と関わったほうが仕事がしやすくなるのはわかっています。
それでも、筆者はプライベートを大切にしたい思いが強い。
職場以外の人間関係を楽しめない自分って…
と保健師として適性がないのではと考える。
プライベートでも保健師の仕事を考えて、人間関係を気にする生活がつらくなったのが、行政保健を辞めた理由に含まれます。
行政保健師が向いている人と向いていない人
行政保健師を辞めたい理由を整理していくと、保健師に向いている人と向いていない人が見えてきました。
行政保健師に向き不向きな人をそれぞれ解説します。
保健師に向いている人
行政の保健師に向いている人は、
以上の4つになので、それぞれ詳しく解説します。
仕事の管理能力が高い
行政保健師の魅力は仕事の能力が高ければ、その分業務を早く終えられることです。
あれ?仕事が多すぎるからサービス残業が多くなるんじゃないの?
実は仕事の管理能力が高ければ早く業務は終えられるんだ
看護師の場合、その日のメンバーや患者さんの状況によって、時間内か残業をどれくらいしなくてはいけないかが決められます。
一方で保健師は1日単位ではなく、1週間や1カ月単位で考える仕事が少なくありません。
急な仕事が入って1日の日程が思い通りにいかなくても、1週間単位で考えて上手く業務を調整すれば残業なしで仕事を終えられます。
仕事の完成度が高いのに、ほぼ定時に帰宅している保健師も実際にいました。
自分の受け持っている仕事量の把握、その中で何が重要で、どれくらい時間を当てられるか。
以上のことを適切に考慮できる人は仕事の管理能力が高く、保健師に向いている人と言えます。
人間関係を楽しめる
けんぼう!野球をやってみないか?みんなで集まると楽しいぞ
そうなんですね…ちょっと考えてみます(野球に興味ないし、プライベートは1人でいたいな…)
と考えていた筆者。
保健師は市役所内、その他の場所でも何かと誘いを受けやすいため、断るたびに気を使っていた筆者。
一方で、人からの誘いに興味をもって楽しめる人もいます。
例えば、うちの嫁さんは面白そうだから1回行ってみようかなと思うタイプ。
一方で筆者は1度行ったら、ずっと参加しなければいけないと思うネガティブ思考。
当然ですが、人間関係にポジティブな思考を持ちやすい人は行政保健師に向いていると言えます。
客観的な考え方ができる
看護師は同僚ナース意外と話すことが多いため、客観的な考え方ができていないケースは多いです。
例えば、作業療法士が作業療法をしているのを見て、
何もこんな忙しい時間にしなくてもいいのにね…
この時間は点滴する時間だから辞めてほしいんだけど
みたいな会話をしてしまうのはあるあるなこと。
一方、保健師向きの人は、
なんでこの時間に作業療法をするのかな…?
と看護師の事情だけではなく、作業療法士の視点を持って考えられます。
関係職種との連携が必須となる行政保健師。
客観的な視点を持てる人は、保健師に向いています。
長期的な視点を持てる
看護の対象は個人ですが、保健師は集団が対象。
患者さんの病状が良くなるのは数日単位で見れますが、集団となればその倍以上時間がかかります。
例えば、住民の健康を高めるのを目標にした時、
- 特定健診で生活習慣病リスクを持つ人が少なくなる
- 健診やがん検診受診率が向上する
- 65歳以下のがんで死亡する人が少なくなる
などを達成するのが大切ですが、いずれも数年単位で評価します。
効果が出るまで時間がかかる分、社会全体に対する影響度は大きいね
長期的な視点を持って仕事ができる人は、行政保健師でもやりがいを感じられるため、保健師が向いていると言えます。
保健師に向いていない人
看護師から保健師になったけど、実は保健師に向いていないんだな…
と感じた筆者。
これがあると保健師に向いていないといえるものをあげたのでチェックしてください。
完璧主義
- 自分の思いつくことは全てやりたい
- 周囲から称賛される仕事をしたい
- 批判されるような仕事はしたくない
以上は、完璧主義に近い考え方です。
限られた時間で多くの仕事をしなくてはいけない保健師にとって、完璧主義は弊害となります。
今ある資源(自分の能力、周囲の協力体制、時間など)で、何に力を注ぐのかを考えて実践する。
実践した結果を評価して、徐々に改善していくのが大切になります。
保健師はprefect(完璧)ではなくbetter(より良く)を目標に仕事をするイメージ
仕事に区切りをつけたい
職場から出た瞬間、明日の勤務を心配する看護師は少ないと思います。
とりあえず今日は終わったなぁ…
と一息つく方が多いのではないでしょうか?
保健師は締め切りのある仕事が多く、職場を出ても不安を残すケースは少なくありません。
期日までに健康教育の内容が仕上がるか…明日は乳幼児健診もあるから厳しいかも…
と考えながら夕食を食べて、寝る時も考えてしまう日もありました。
1日1日で仕事に区切りをつけたい人は、長期的に取り組む事業や締め切りのある仕事を持たなればいけない保健師には向いていないと言えます。
仕事で関わる人は少ない方がいい
保健師から看護師に戻って感じるのが、関わる職種のシンプルさ。
看護師はに同僚ナースと医師がメイン。
保健師は同職保健師はもちろん、栄養士、歯科衛生士、市役所内の他部署、他機関(保育所、保健所、児童相談所、健診委託機関、子供の発達を伸ばす機関など)など、対象者によって関わる人達は少なくありません。
人間関係を楽しめる人にとっては良いですが、
保健師側の考えを上手く伝えられなかったらどうしよう…
と筆者は緊張することが多かったです。
仕事で関わる人は少ない方がいいという方は、保健師には向いていないです。
自己成長を早く実感したい
看護師は患者さんの変化を日々目にすることができて、看護技術もしない日はありません。
その中で、自己成長を実感する機会はあります。
一方で保健師は自己成長を実感するまでに時間がかかります。
例えば、保健師として成長を実感する時として
- 新しい事業を展開できた時
- 地区の健康度が向上した時
- 事業実施のために関係機関と上手く連携ができた時
- 訪問で住民さんを支援の輪に入られた時
1、2は長期的でなければ達成できないものです。
3~4は毎日あるわけではなく、しかも〇〇ができたから前よりも成長したなと感じづらいです。
「上手く話せるようになった」とか「話を聞けるようになった」など感覚的なものが大きい。
僕は看護師より保健師の方が自己成長を実感しにくかった
行政保健師がもらえる給料
看護師は高給取りと言われることがあります。
筆者は看護師の給料についてあまり考えていなかったのですが、先輩から「看護師は初任給は高くても定年までと考えたら安いよ」と言われて少しショックを受けました。
では、保健師はどうなのか?
看護師から行政保健師へ転職する人にとって気になる給料について解説します。
保健師の時にもらっていた実際の給料
画像のものは行政保健師1年目1月のもの。
本当は初任給の給料明細があればよかったのですが見つからなかったのでお勘弁ください。
手取りは約21万円でした。
保健師は一般職ではなく技術職として認められて、同期入社をした事務職より給料が高い傾向にあります。
看護師1年目夜勤あり時と保健師1年目で手元に残るお金は変わらなかったよ
筆者の場合、職員住宅が月1万円以下と激安だったので月に残るお金は多かったです。
固定費(住居費、家賃や光熱費)を抜いて自由に使えた額は15~18万円前後だったと思います。
職員住宅の家賃ってめっちゃ安いんだね!
市町村によるけど、僕の住んでた職員住宅はすごく古かったからね
昇給が行政保健師の強み
夜勤をしている看護師にとって、
行政保健師って給料安くない?
と感じた方もいると思います。
しかし、昇給を考えれば行政保健師が看護師よりも有利になります。
公務員の昇給は、人事院規則という国家公務員の給料に関わる法律に準じているケースが多いです。
出典元:国家公務員給与の実態
基本的に年功序列で等級は上がっていき、係長などの役職がつくと一気に給料は増えます。
※画像はイメージしてもらいやすいように引用したものであり、行政保健師の人員や給料とは関係ないので注意してください。
一方で、看護師の役職と言えば看護師長ですよね。
看護師が師長になった場合、基本給はどれくらい上がるの?
2012年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査(日本看護協会)を参考にすると、一般看護師と管理職の基本給の差は4万円。
4万円と聞くと大きく感じますが、看護師長になれるナースは一握りですし、働く職場によって昇給幅は異なります。
一方で行政保健師は、年功序列によって管理職に近づけて昇給も確実。
退職金やボーナスは「基本給×〇〇倍」となるため、基本給の上がり幅はとても重要になります。
看護師は夜勤で給料を稼げても基本給は上がりにくく、行政保健師のほうが好条件の給料だと言えます。
看護師から行政保健師になる最短の方法は?
行政保健師は辞めておこう…と考える人もいる一方で、
看護師より条件がいいし、私に向いてそう
と感じる方もいると思います。
そこで、看護師から行政保健師になる最短方法を解説します。
保健師資格があれば公務員試験を受ける
既に保健師資格を持っている方は、公務員試験を受けるのが行政保健師になれる最短コース。
行政保健師として働けるのは、
- 市町村
- 都道府県(保健所)
の2通りがあります。
採用情報については努めたい市町村や都道府県のホームページ、もしくは問い合わせにて確認できます。
公務員試験の内容は各市町村や都道府県によって異なります(参考サイト:ASK公務員)。
僕が行政保健師として働いた市町村は面接試験のみだった
採用情報と合わせて、採用試験についてもホームページに掲載されているため忘れずにチェックしましょう。
ホームページにはない就職情報を知りたい人は、卒業した大学や専門学校の教員に頼るのがおすすめ。
今年度は採用情報がなくても来年度に退職予定者がいるなど、内々の情報が知れたら公務員試験対策にも力が入るはずです。
保健師資格なしは保健師学校へ入学する【筆者はこれ】
保健師資格がない方は、まず保健師国家試験を受ける必要があります。
社会人看護師が、保健師国家試験を受けるためには以下の学校のいずれかに編入する必要があります。
- 看護系大学(2年間)
- 保健師養成学校(1年間)
いずれかのコース。
憧れるのはキャンパスライフだけど最短は保健師養成学校
最短で保健師資格をとれるだけでなく、学生期間が短くて済むので学費も安くすみます。
筆者は保健師養成学校を選んだので学費を抑えられました。
入学金や授業量などの全ての必経費を含めて、当時(2013年頃)で50万円前後だったと思います。
看護師から保健師になる最短方法をまとめると、
- 保健師養成学校へ入学
- 保健師国家試験合格
- 都道府県もしくは市町村の公務員試験に合格
ということになります。
【筆者の体験談】保健師転職で後悔した後で選んだ職場
人間関係や夜勤のつらさをきっかけに看護師から保健師へのキャリアアップを夢見た筆者。
運と努力でなんとか行政保健師になったものの、保健師になったのを後悔する日もありました。
- 仕事の完成度をあげるためのサービス残業
- 理想の保健師になりないと考えて人間関係を気にする日々
- 自宅にいても積み上げられた仕事が気になって不安になる
将来の不安を少なくするために保健師になったけど、今を大切にした生活が全くできていない。
「今」が連続して未来ができるのに、辛い日々を送っていて幸せになれるはずがないよな
保健師転職の全てが失敗ではなかったけど、職場とプライベートをしっかり切り離せる仕事がいい。
そして、残業なしで1日区切りでできる仕事。
思いついたのが精神科看護師でした。
看護学生時代、精神科へ実習をした時の働く看護師さんの様子は忙しそうではなかった。
精神科の患者さんと関わるのが苦手という友達がいる中、筆者は患者さんとの関りが嫌いではありませんでした。
3年間務めた保健師を辞めて、精神科看護師になってもう6年以上が立ちますが、
- 行政保健師ほど基本給は高くはないが生活には困らない
- 残業なし、完全有休消化で自分の時間が持てる
- 職場とプライベートを完全に切り離せている
ため、家族や自分の趣味を楽しむことができています。
行政保健師を続けていたら、収入や社会的立場でいったらメリットは大きかったかもしれません。
しかし、貴重な時間や心の健康を消耗していた日々はなくなったので後悔はないです。
職場環境にもよりますが、保健師の仕事は看護師以上に複雑なケースが多いのは覚えておいて損はないです。
その上で、やっぱり行政保健師になりと言う方はチャレンジするのは全然あり。
ワークライフバランスを大切にしたいというのであれば、看護師でも十分に達成できます。
まとめ~行政保健師以外にも転職先を検討しよう
看護師よりも働く条件が良いと評価されがちな行政保健師。
一方で筆者は、看護師から努力してなんとか市町村の保健師になりましたが、様々な理由が重なり辞めたくなりました。
保健師になれば看護師よりも楽に働けると考えて転職すれば、後悔する可能性が高いです。
転職を迷っている方は、行政保健師に向いているか向いていないかをチェックして見ましょう。
その上で、保健師だけに転職先を絞らずに看護師として働ける場所も検討してください。
同じ看護師でも、あなたの目的に合わせた働き方はできるかもしれません。
筆者は保健師から看護師に戻って、自分らしく生活することができています。
この記事を参考にしていただき、あなたが今よりも素敵に働けるようになったら嬉しいです。
コメント
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[…] 市町村保健師や行政保健師を目指すなら保健師経験のあるけんぼうさんの記事『行政保健師を辞めて看護師に戻った僕が公務員を辞めたいと思った理由6選』が参考になります。 […]